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お客さまよりよく寄せられる質問と解答を掲載致しました。

 

性能試験について

もともとガラリの防水性能、通気性能の試験方法にはJIS規格や(財)建材試験センターのJSTMの規定はありませんでした。しかしながら、建築や設備業界関係者からの問い合わせや試験方法の統一化の要望の声が多く、2002年に(財)建材試験センターで「換気ガラリの防水・通気試験方法」がJSTM規格されました。

弊社の防水通気試験装置(2005年設備)も試験方法もJSTM規格に準じたものです。
●「換気ガラリの防水性能試験方法」 JSTM L-6401 に準じております。
●「換気ガラリの通気性能試験方法」 JSTM L-6201 に準じております。

性能試験の様子

▼防水性能試験装置(PDFファイルが開きます)
通水性能試験装置

ガラリの通気性能について

ガラリの通気性能について、JIS規格はなく従って通気性能を示す数値として「開口率」「抵抗係数」「流量係数」があります。一般的に言われる開口率は同じ開口率でもその構造や形状によって通気性能は違ってくるので、通気性能は抵抗係数または流量係数で認知するのが適切です。

しかし、通気性能試験方法が定まっておらず、その数値表示が区々だったため、2002年に(財)建材試験センター規格JSTMで「換気ガラリの通気試験方法」が規定されましたが、一般的には広く認知されておらず未だに混乱しているのが現状のようです。

ガラリの通気性能は抵抗係数(ζ)または流量係数(α)によって判断されますが、一般的にこの数値を提示しているメーカーは多くありません。

  抵抗係数(ζ):抵抗の大きさ      1=抵抗がない。数値が大きい程抵抗あり。
  流量係数(α):空気の流れやすさ   0(流れない)~1(抵抗なし)

設備設計などで用いられる圧力損失はこの抵抗係数、流量係数から求めます。

「抵抗係数」「流量係数」は面風速に対する数値か、有効開口面風速(通過風速)に対する数値かによって大きく違ってきますので、面風速か有効開口面風速どちらに対するものなのか、確認および打ち合わせをする必要があります。

弊社製品の抵抗係数値と流量係数値は面風速と有効開口面風速、それぞれの場合の数値を表記しております。参考にしてください。

また、抵抗が大きく、流量係数が悪いと強制換気の場合はファンの能力が十分発揮できなかったり、自然換気の場合はガラリ面積を大きくしなければならない場合がでてきます。

(財)建材試験センターでは抵抗係数(ζ)と流量係数(α)は面風速に対する数値としています。(社)公共建築協会では、「風速」とは「有効開口面風速」と定義づけています。

ガラリの最小・最大制作寸法は?

製品の種類によりますが、おおよそW(幅)は300~2500mmまで、H(高さ)は200~3000mmです。ただし、製品のm2重量が20~40kgありますので、現場の搬入条件や施工時の効率を考慮する必要があります。

防音ガラリのm2重量は40~80kgとなります。

防音ガラリの用途は?

弊社の防音(遮音)ガラリは「通気性」「防音性」「防水性」の三つの性能を兼ね備えており、換気が必要な場所でなおかつ音源(騒音)を外部に出したくない、入れたくない、また、雨水を室内へ入れたくない場合に効果的です。その他に室外機設置や屋上のクーリングタワーのショートサーキット対策などにも有効な騒音対策として設計いただいております。

カラーは対応できますか?

はい。できます。

電解着色、焼付塗装に対応可能です。

二次電解着色につきましては各サッシメーカー様のカラーに対応させていただいておりますが、稀にメーカー様オリジナル仕様に対応できない場合もありますので、ご相談、またはお打ち合わせをさせていただきたいと思います。

その他、ご質問がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい